「私はいつもきちんと歯磨きをしていますよ」とおっしゃる方はたくさんいらっしゃるでしょう。では皆さん、どんなときにどれくらいの時間をかけて歯磨きをされているのでしょう。
平成10年に実施した「歯と健康に関するアンケート調査」によると、歯磨きの実施率が高いのは、男女とも就寝前という結果が出ました。次いで女性は朝食後、昼食後。男性は起床時、朝食後に歯磨きをよく行っていることが分かりました。さらに興味深い結果として、歯磨きを行う時間帯によって、歯磨きに費やす時間にバラつきのあることが判明したのです。つまり起床時や昼食後といった時間的余裕のないシーンでは1分未満。その一方、夕食後や就寝前といった気持ちにゆとりのある時間帯では4〜9分と増加する傾向にあります。そしてどのシーンでも大半を占めたのは1回当たり、1〜3分間の歯磨きでした。歯科衛生士がすすめるブラッシングを実践すると、少なくとも10分位はかかると言われています。1〜3分では正しく磨けているかどうか、とても不安の残るところですね。
しかし、いくら時間をかけて磨いていても、磨き方が悪ければ時間の無駄づかい。肝心なのは、1本1本丁寧に磨くということです。正しいブラッシングは、歯の健康を持するための基本。今日からは是非、歯磨きタイムに余裕をもって、基本の「1本1本丁寧に磨く」ことに切り替えて、毎日の歯磨きに取り組んでいただきたいものです。