1.簡易サリバテスト(RDテスト) ウ蝕活動試験
簡易サリバテストを含むいろいろなウ蝕活動性試験は、ウ蝕の進みやすさ、罹りやすさ、そして抵抗性の傾向を調べるうえで有効です。専用スポイトを使って、口腔内より唾液を採取して、15分くらいで簡単に判定することが出来ます。この検査は主に小児に対して行います。
2.唾液潜血テスト
歯周病の発症は歯周病原菌の感染によって起こります。歯周病原菌が、歯肉溝の中に侵入して異常増殖すると、炎症反応が起きます。炎症の徴候の1つに出血があります。唾液中に血液が混じっているかを知るための検査は歯周疾患の治療上有効です。唾液を容器に採取して、試験紙を採取した唾液に2〜3秒間浸すだけで判定できます。
注意事項として、唾液採取は飲食及び歯磨き後2時間以上経過していなければいけません。この検査は成人に対して行います。3.唾液量と唾液緩衝能の検査
唾液の多寡は咀嚼という過程を経て、消化吸収に、またウ蝕の発生抑制に大きな影響力を持っています。唾液量と唾液緩衝能の検査はウ蝕の危険性を知るうえで意義があります。唾液量が多ければ緩衝能が高い傾向にあります、つまりウ蝕罹患性の危険度が低い傾向となります。
緩衝能とは口の中の酸を中和させる能力を言います。
唾液量の検査の方は、咀嚼用のワックスを5分間噛み続けなければ正確に判定できませんので、小さな子供にはチョット難しいかもしれませんね。しかし、唾液緩衝能の検査の方は、採取した唾液をスポイトでとって、試験用のストリップ上に唾液を落とすだけですので簡単です。これらの検査は大人も子供も対象となりますが、主に小児に対して特に有効です。4.口臭検査
口臭があるということは、口腔及び歯科領域に何らかの症状を呈してるサインでもあります。エチケットの問題ばかりではなく放置していると、症状を悪化させてしまうことになりかねません。口臭原因を明らかにしないで、洗口剤や芳香清涼剤を常用することはお勧めできません。
現在、有効な口臭測定器が非常に高価なため、簡単に実施できないのが現状ですが、この機会に一度正確な口臭の程度を知っておいてはいかがでしょうか。5.咬合力検査
咀嚼能力の維持及び向上は、歯と健康づくりには欠かせません。咀嚼能力の回復は歯科治療の目的の一つでもあります。歯科用咬合力計を10回噛むだけですので簡単に測定できます。
ウ蝕活動試験及び、唾液量と唾液緩衝能の検査をおこなうことによって、お子さんのウ蝕傾向を知り、その対応策を講じておくうえで大切です。
唾液潜血テストや口臭検査をうけることで、ご自分の口腔状態を知っておくことは、長期間自分の歯で噛み続けるうえで大切です。詳しくは当医院、最寄りの歯科医院又は、小樽市歯科医師会にご相談下さい。